まだ動物と暮らしたことがない貴方へ・・
何世紀も昔、哲学者デカルトは「動物は、機械と同じで感情は無く、
痛みを感ずることも無い」という議論を展開し、当時の人々は、動物がなき叫んでも、
機械反応として声を出しているだけだと信じていました。現代、そのような無知は
打ち消されましたが、それでも動物と肌で接するチャンスがない人は、動物は自分とは
かけ離れた別種の存在と感じている方が多いようです。

このページでは、まだ動物と暮らしたことのあなたへ、動物の持つ豊かな感情を、
私自身の経験もまじえ、写真と共に紹介していきます。
動物は人間の「仲間」であることが少しでも伝わることを祈って・・・
種、個体によってさまざまですが、犬、猫、鳥類、霊長類は、人間の2才〜5才児の
感情や能力を持つことがわかっています。
【愛情・甘え】
動物も人間と同じように、好きな者への愛情を存分に示します。
人間同士が、頬ずりやキスをするの同じように、動物も好きな相手に
身体をぴったり寄せ、なめたり、鳥の場合だとクチバシで人の顔、まつげ、
髪の毛を、優しくなぞるような行為をします。
▼ 鳥は代謝が早いので、朝起きると空腹で、真っ先に餌にとびつきます。
でもうちの一番の甘えん坊のモモイロは朝一番、餌には見向きもせず
「夜ひとりで寂しかったよぉ〜」と言わんばかりに、腕に飛び込んできて、
身体中を撫でまわしてもらわないと、決して餌を食べようとしません。
▼ 猫や犬は、飼い主の車や足音をしっかり覚え、音が聞こえるとドアに
走りよって出迎えます。鳥は、大合唱して愛する家族を迎えてくれます。

         

【喜び】

動物は、離れていた飼い主や仲間が帰ってくると、
全身で喜びを表現します。“会いたかった〜!待ってたよ〜!!”
とでも言うように、犬は跳ねて相手に飛びつき舐めます。
猫は身体を擦りつけ、鳥は羽を膨らませて撫でてもらおうと
擦り寄ってきます。
【心地よさ】
動物も、人間と同じように“気持ちの良いこと”が大好きです。
人間が頭や首のマッサージをされるとハァ〜・・とため息が出るように、
動物も頭をかかれるのが大好きで、大抵の動物は目を閉じうっとりし、
猫はゴロゴロと喉を鳴らして喜びます。やめると“もっとやって”というように、
頭を摩り付けてせがみます。

人間がひなたぼっこを好むのと同じように、動物も温かな日溜りや、
ふかふかしたベッド、洗いたての洗濯物が大好きです。教えなくても、
自分でそういう場所を見つけて昼寝をします。
暑い日は、ちゃんと涼しくて居心地の良い場所で、身体を冷やします。
【悲しみ】
動物も、人間と同じように、慣れ親しんだ相手との離別を悲しみます。
▼ 私の飼っているモモイロインコには、いっしょに育った兄弟が
ずっとそばにいました。その兄鳥は陽気で人なつっこく、
とても明るい鳥でしたが、妹が消えた悲しみのショックから、
まったく別人のように痩せ、遊ぶことをやめ、他との交流を断ち、
カゴの隅でうずくまるようになってしまいました。
▼ 飼い主が、2ヶ月の長期旅行にでかけ、他の家に預けられた鳥は、
飼い主に捨てられたと思い自分の羽をむしりとる「毛引き症」を起こしました。
【恐怖・不安】
動物も人間と同じように、不安や恐怖を感じます。
▼ 私の飼っていた猫は、トイレトレーニングが完全に出来ている猫でしたが、
獣医に診察台に乗せられると、恐怖で必ず失禁しました。また外出などで
キャリアーに入れられる気配を感じると、とたんに普段とはまったく違う
口の匂いになりました。
▼ 私の鳥達は、知らない人や外の気配、物音に不安を感じると、
羽をぴったりと堅く閉じて細くなり胸筋が震えているのがわかります。
足があっという間に冷たくなります。(これは人間が恐怖を感じた時に起こす
自律神経の反応とまったく同じです)
▼ 家の改装で、いつもと別の部屋で一夜を過ごした鳥のお話。
見慣れぬ部屋、しかも一時間おきに大きな音がする鳩時計、
暗闇の中で恐怖の一夜を過ごしたこの鳥は、一晩にして自分の羽を
すべてむしりとり、飼い主は次の朝、カゴの底には
羽の山、丸裸になった哀れな我が子と対面したのです
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動物の感情